浅い眠り…だったのだろう。寝る前から、無意識のうちに警戒警報が鳴っていたのに違いない。だから、昔、山に行ったときにそうしたように、服を着たままベッドに入ったのだ。
背中を虫に刺されていることに気がついて、飛び起きた。数えてみると、全部で15ヶ所だった。シャツとズボンのすき間にあたる背中だ。
これはたまらん…と、3070mのタルマに逃げ帰ることにした。
浅い眠り…だったのだろう。寝る前から、無意識のうちに警戒警報が鳴っていたのに違いない。だから、昔、山に行ったときにそうしたように、服を着たままベッドに入ったのだ。
背中を虫に刺されていることに気がついて、飛び起きた。数えてみると、全部で15ヶ所だった。シャツとズボンのすき間にあたる背中だ。
これはたまらん…と、3070mのタルマに逃げ帰ることにした。
ジャングルの入り口の町サンラモン。みかけた観光用のパンフレットは、タルマにあったよりも多かったように思う。とはいえ、わたしはまだタルマの町を、よく見てはいないのだ。
サンラモンはタルマよりもずっと小さい町。それでも「インターネット」の文字は目につくのが不思議だ。15分ほど使って払った金額は1ソルの半分よりも少なかった。1ソルが33円くらい。15円以下だったということになる。
ホテルに荷物を下ろしてから、再び町に出ると、そこでマノロ・アリアス氏にばったり出会う。近くの大学で講演してきたとか。その晩発の長距離バスでリマに戻るそうだ。それまでいっしょに中華レストランに入って、おしゃべりを楽しむ。4人で£10.約2000円だった。