Category Archives: ペルーへの旅…ランを求めて

2006年8月22日~9月5日&それ以降

ペルーへの旅・3日目 No.3

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ワサワシの集落までの道は、右手は切り立った崖、反対側は山の急斜面となっていた。道幅は狭く、道の真ん中に、こぶし大の石が落ちていたりする。こんな道で落石があったら、一体どうするんだろう?と不安になった。しかも、時々、カーブのある地点に、小さなチャペルが建っている。これは事故のあとだ。その中の1ヶ所、通過するたびに鳥肌のたった場所は、サンラモンからの帰りに見ると、その下にもう1本、山道が通っているのがわかった。その山道は、なんと土砂に埋もれて、今は通行不可となっている。そして、土砂崩れの始まりは、今通っているこの道の、ちょうど少し上からのようだった。

写真に写っているのが、右手の谷。向こうに見える道はサンラモンへ通じている。ワサワシへの道はもっと狭い。

ペルーへの旅・3日目 No.2

ペルーに行く前に、外務省海外安全ホームページ(www.pubanzen.mofa.go.jp)で、危険情報をチェックした。タルマ、パルカ、ワサワシのあるフニン州は、「渡航の延期をお勧めします」とか「是非を検討してください」とか「十分気をつけてください」とか、なんだか危険そうだった。しかも、テロリストが隠れているかもしれないと言われるアンデスの山岳地帯…。

ネット検索しているうちに出てきた記事がこれだ。まだテロが横行していた1991年5月21日、ワサワシの村にテロリスト60人が乗り込み、オーストラリア出身の修道女を含む5人を処刑した…と。

ちょっとドッキリのワサワシ行きではあった。村民はくったくのない笑顔を見せていたが、1991年といえば、たった15年前のことだ。しかも、本当に小さな村での出来事。まだまだ記憶に鮮明に残っているに違いない。

ペルーへの旅・3日目 No.1

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 今日も朝から激しい頭痛の一日。本当なら一日ホテルのベッドで休んでいたい。でも課題があるので、そうもいかず、朝食時に「今日はワサワシ(Huasahuasi 2400m)でラン探しをしたあと、ここには戻らないで、サンラモン(San Ramon 800m)に下りる!」と宣言。はりきっているガイドのサウルにひきづられるように、ホテルを出て、まずはワサワシへと向かう。

タルマ-パルカと行く道をもう少し北東に進んだあと、ワサワシへの道は、谷をはさんで左へと入っていく。

ペルーへの旅・2日目 No.6

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 ひどい頭痛を抱えているものの、休んでなんかいられない。タルマ近郊のパルカ(Palca)にあるPeruFloraのナーサリー(ラン園)に連れて行ってもらう。見たいと思っていたランは、ほとんどここにそろっていた。あとは自生しているものを探すのみ…なのだが…。

帰りのタクシーの中では激しい頭痛とともに、吐き気までしてくる。ホテルに戻るとすぐ、ベッドの上に横になり、再び、夕食抜きで寝てしまった。こんなに頭痛が激しいと、何もできやしない、なんとかここから逃げ出さなくては…、あしたは海抜800メートルのサンラモン(San Ramon)に移動だ…と、決心しながら…。

写真はPhragmipedium caudatum。 細い赤茶色のが花びら。咲いてから、どんどん下に伸びていくという。計ったら、約40センチあった。