Category Archives: 蘭

“Lycaste, Ida, Anguloa, Essential Guide”

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オークリー博士による”Lycaste, Ida, Anguloa, Essential Guide” という本が出版されました。
http://www.oakeleybooks.co.uk/

この3属はみな大型だし、わたしが持っているのはLycaste aromaticaのみ。英語だし、ちょっと要らないわ…と最初は思っていたのですが、校正の段階で見せてもらうと、写真がたっぷり入っている。これならば、写真を眺めるだけだって、おもしろいかも…ということで、早速購入しました。この3属に関しては最近発見された種を含めて、全て記載されています。

アロマティカのページ
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ペルーの写真(このページにはマチュピチュ)もたっぷり。

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PeruFloraのアリアス氏の写真も。

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1冊£50. これだけ写真が入って、この値段はお買い得。ちなみに3キロあります。上のサイトから申し込みができますが、もしもお買い求めになりたい方がいらっしゃったら、ご一報ください。

英国ラン協会会報(Orchid Society of Great Britain Journal)

Volume57 No.2 (May-June-July 2008)に、3月のRHSラン展について、わたしが書いたものが載っています。ここに日本語で書いたものを元にし、ラン協会用に、内容も少し変えて、英語で書いたものです。もちろん、英語は息子にチェックしてもらいました。それは、このブログの英語版の方にアップしてあります。(→ここ

ただ、Cattleya maximaについては、編集者から、どこからその情報を仕入れたのだと確認作業が入り、え…、どこかにあったはずで、いい加減なことをこのブログに書くはずはないんだけど…と探し回った挙句、頼りのオークリー博士は1月に引き続いて、再度ペルーを訪問中だったので、Maxillariaを収集しているマイクに確認。Cattleyaについては、やけに詳しく書かれたものに仕上がっています。

この会報には、3月のラン展にランの写真を出品した、同じく会員のポールとともに写っている写真も、掲載されています。

Masdevallia lilacina?

3月に購入したランが咲いた。

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ラベルにはMasdevallia lilacinaとあるのだが、名前のようには、ライラック色をしていない。そもそもこのランを購入したのは、直前に見たスライドの、エレガントなライラック色のマスデバリアに惹かれたからだ。

期待していた色ではなかったので、正直ちょっとがっかりしたものの、形はエレガントだと思うし、 それなりに気に入っていたのだが、ちょうどラン協会の月例会もあるしということで、昨日の月例会に持って行った。

専門家A: 「これは、Masdevallia lilacinaではないよ、Masdevallia lilacinaは、(現地では)このくらいの大きさの花が咲いていたし(と、倍近くの大きさを指で示す…)、色はライラック色のはず。どこで買ったの?」

専門家B: 「Masdevallia lilacinaだったら、ライラック色しているのよ。白いのもあるのかもしれないけど、ネット検索してみたら?」「形もちょっと違うし」

専門家Aは、RHSのラン委員会・現副委員長であり、前委員長だし、専門家Bは、つい最近委員を辞めたばかりのマスデバリアの専門家。 う~ん。どうなんだろう。

これが、Masdevallia lilacinaではなくて、新種だということにでもなれば(ならないだろうけど)、そして、その名付け親にわたしがなれるというのであれば、これはもう最高なんだけど。 もう少し調べてみよう。

英国ラン協会(Orchid Society of Great Britain)4月例会

本日のトークは、Jeff Hutchingsによる『Dactylorhiza, Cypripediums, Ophrys and other Hardy Orchids』というものだった。

Dactylorhiza fuchsii(Common spotted orchid) Dactylorhiza maculata (Heath spotted orchid)も、この国(特に南部?)ではよく見かける。同じ属のDactylorhiza aristataは、ハクサンチドリだから、前者2つのランの姿形というのは、ハクサンチドリを想像していただくと、わかりやすい。そして、これが一番初心者向けのラン。育てるのは比較的容易だという。

その次に易しいランとして取上げられたのは、BletillaBletilla striataはシランだ。これはこの国には自生していない。

CypripediumsCypripedium calceolus(Lady’s slipper orchid: カラフトアツモリソウ)は、ヨーロッパから東南アジア、カナダ、太平洋沿岸など広く分布する。この国においても、特に北イングランドを中心に数多く見られたそうだが、20世紀後半に、なんと一桁台にまで数を減らし、イギリスにおける絶滅危機種として、今は大事に保護されている。キュー植物園で数を増やし、5つの自生地に再導入されているそうだ。自生地に再導入され、花を咲かせたランを見ようにも、こういうものは、厳重に保護されているために、自生地のずっと手前でUターンさせられるそうだ。

Ophrys。これは、Ophrys apifera(Bee orchid), Ophrys fuciflora(Late spider orchid), Ophrys sphegodes(Early spider orchid), Ophrys insectifera (Fly orchid), Ophrys simia(Monkey orchid)など、虫に似た形の花を咲かせるものが多い。(ハチ、クモ、ハエ、サル…)

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こういう耐寒性のある、露天で越冬できるランというものは、栽培が難しいと思われているが、まずは、そのランの性質を知ることだというのが、ジェフのアドバイス。当然のことではある。露天で越冬できるということは、逆に言えば、そういう環境でなければ育たないということだ。それを、温室で育てて「芽が出てこない」と言われることも、しばしばあるそうだ。イギリス自生のランではなく、シベリアだったかのランは、育つためには、冬の間、6週間は氷点下でなければならないそうだが、そのために、アメリカの栽培業者が大きな冷蔵庫を用意しているのを見て、はて???と思ったことも、かつてはあったと言う。

また、なかなか芽が出ないと言って、芽が出てくるはずの辺りの土を掘って、様子を見る人も多いそう。そういうことをしてはダメだと言うが、なんだかこれはわたしもしてしまいそうだ。

トークが終わったあとで、増えると聞いて、これはシランだろうなと思うものを買おうかと思ったが、くじの賞品に、よさそうなラン(主にカトレア系)がたくさんあったので、当たるかもしれない、当たらなかったら買おうと思っていたら、当たりくじ発表の時には、すでにジェフは地生ランの鉢とともに消えていた。くじは当たらなかった。残念。

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今回は下にあるLycaste aromaticaの鉢を抱えて持って行ったから、結構たいへんだった。蘭展の直前に咲き始め、なんとか3週間持ってくれたので、今回の月例会に持っていくことができ、カテゴリー21の部門において1等賞をもらうことができた。…と言っても、正直に言えば、この部門には2株しかなかったので、1等賞じゃなければ、2等賞がもらえたわけだが。

Lycaste aromaticaは、全部で5鉢出ていた。そのうちの3鉢はオークリー博士の所有で、それぞれの鉢が、バケツ大かそれ以上の大株ばかり。そして、わたしのLycaste aromaticaと、2等賞になった人のLycaste aromaticaだ。 ところが、オークリー博士の1鉢と、2等賞の人の1鉢は大きさこそかなり違うものの、同じ花が、同じように上を向いて咲いていた。親子だそうだ。

その親子も、わたしのアロマティカも、もともとはメキシコ産の同じアロマティカの種子から育ったものだが、わたしのアロマティカは花の形もやや違うようだし、何より、上を向かず、下垂して花をつけていた。14本の花茎のうち、6本はダブルで花が咲いていたが、その2つ目の花のつき方も、ちょっと変わっているそうだ。実生というのは、個体差が大きいようだ。

合計徒歩40分の間に揺らされまわったせいか、花が一気に痛んだ気がする。帰ってくると、茶色い部分が増えていた。

Lycaste aromatica No.7

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ちょうどRHSラン展の直前から花を開き始めたLycaste aromaticaは、今、計17の花をつけ、つぼみが残り3つある状態で、とてもきれいだ。おとといの土曜日にラン協会のミーティングがなかったのが、とても残念。次回ミーティングは2週間後なので、ちょっと遅いだろうな。それでも持っていくかもしれないけど。持っていけるといいなと願っている。

2つのバルブから、それぞれ花芽が7本ずつ上がってきていたのだが、そのうちの6本には、花が2つずつついたので、全部で花は20になった。

このバルブのもとを見てみると、新しいバルブが今度は3つ見える。(ん? ってことは、作落ちしたってことになるのだろうか? 去年はバルブが2つ出来たのだから?)

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